文の中で項目が列挙され接続詞(and、or)でつながっている場合、最後の接続詞の前にコンマを打つべきか悩んだことはありませんか?


国、地域あるいは学校によって、異なる「ルール」が数えきれないほど教えられています。しかし、シリアル・コンマ(3つ以上列挙された項目の最後の項目の前につけるコンマ、OxfordコンマまたはHarvardコンマと呼ばれています)を使うかどうかはスタイルの問題で、正解・不正解という絶対的なルールはありません。日常の文章においては、コンマの有無によって文章の明確さが左右されるケースはほとんどありません。


【例】シリアル・コンマなし

According to the World Bank, in terms of per capita GDP, the wealthiest nations on earth are currently Luxembourg, Macau and Qatar.


現在、新聞や雑誌ではシリアル・コンマを使わない傾向があります。しかし、科学論文においては科学的発見や研究結果、複雑なコンセプトを明確かつ簡潔に伝えるという目的があるため、曖昧な要素はできる限り除かなければなりません。このような理由から、多くのライティングマニュアル(シカゴスタイルやAMAスタイルなど)ではシリアル・コンマの使用が推奨されています。


【例】シリアル・コンマあり

  • Dr Yajima took a photograph of his lab assistants, the department head, and the exchange students.

  • The conductor, the head cellist, and the harpist argued for hours over the arrangement.

  • Do you want milk, cream, or half-and-half in your coffee?

  • これ以外にシリアル・コンマの使用で表現が明確になるのは、列挙されている最後の項目が、その項目自体にandを含む場合です。この場合は、最後の項目の前にコンマを入れることで、文章全体が明瞭になります。


    【例】シリアル・コンマあり

    Three of the most commonly used staining techniques are Gram staining, Papanicolaou staining, and Hematoxylin and Eosin staining.


    研究論文を書く際には、読者が研究内容を正確に理解することができるように、コンマの使い方に気を配りましょう。



    by Edanz Group Japan
    Originally published by Scott Wysong, Quality Control Editing Team on July 4, 2013