適切なジャーナルと出版形式の選択は非常に大切です。投稿するジャーナルと出版形式を正しく選択すれば、出版される可能性や他の論文で引用される確率が高まります。一方、不適切なジャーナルへの投稿は、リジェクトされる確率を高めます。目標ジャーナルを決めるときは、次のことを考慮しましょう。

  • ジャーナルのAims and Scope
  • ジャーナルの読者層
  • ジャーナルが最近採用した論文の傾向
  • 論文で示す研究結果の意義とアピールの範囲
  • 研究の種類
焦点を定める

論文の焦点が何かを考えれば、誰に読んでほしいかが定まります。執筆中、特に「考察」を執筆する際には明確にしておきましょう。

 

次の項目について検討してみましょう。

  • Is there a clinical focus or do you describe basic science findings?
  • 科学の世界に幅広く関連する発見であるか、特定分野の研究者にのみ影響するものか?
  • 研究結果は反論の余地が残っているか、それとも仮説を補完するデータが備わっているか?
  • 即時に出版する必要があるか、インパクトファクターがより高いジャーナルに投稿するためにさらなるデータを収集する余裕はあるか?

 

上記のような項目を重点的に検討していけば、目標とするジャーナルの種類を見つけ出すことができるでしょう。

一覧を作成する

目標ジャーナルを決める際の身近な情報源は論文の参考文献一覧です。類似した研究がどのジャーナルから出版されているかを確認します。複数のジャーナルが候補として挙がるでしょう。MedlineやPubMed等の文献データベースでキーワード検索を実行するのも良いでしょう。何度も登場するジャーナルが、投稿先の候補となります。

 

過去に、同じ研究分野の論文を採用したことのないジャーナルも興味を持つことがあるかもしれません。これらのジャーナルを見つけるには、図書館で様々なジャーナルを読んだり、Thomson ISI社のデータベース(SCIを含む)や大手出版社のウェブサイトを見たりしましょう。先述した項目に基づいて探せば、適切なジャーナルが見つかるでしょう。

その他の検討事項

さて、候補となる目標ジャーナルの一覧を作成し、どのようなジャーナルが適切か明確になったら、次の項目を検討しましょう。

 

ジャーナルのウェブサイトでは、通常「Aims and Scope」が記載され、読者層が示されていることもあります。検討すべき内容は次の通りです。

  • インパクトファクター:一定レベル以上のインパクトファクターを希望する場合は、レベルに達していないジャーナルを除外する。
  • 出版形式:原著論文、事例研究、総説、等、出版形式は何か?
  • 出版頻度:月刊誌か、週刊誌か、ジャーナルの目次で確認する。また、Online Firstであれば、新規論文が公開される頻度を確認する。
  • 採用から出版までの時間:即時に出版を希望する場合は、対応の早いジャーナルや出版までの期間が短いジャーナルを選択する。
  • リジェクトの割合:リジェクト率に関するデータを公開しているジャーナルもある。
  • 出版費用:予算に余裕がない場合は、オープンアクセスや出版費用の高いジャーナルを除外する。図表をカラーにすると追加料金が発生する場合がある。投稿規定を注意深く読むこと。
最終工程

ジャーナルのウェブサイトを注意深く見て、ジャーナル編集長と読者が研究結果に興味を抱く理由を考えてみましょう。カバーレターで書く内容が明確になると同時に、候補リストに残るジャーナルの中で、どのジャーナルが最も研究結果を広げる土台として適切かを判断できるでしょう。

 

以上の作業で2、3誌に絞られたら、優先する条件を基にランク付けをしましょう。ここまでくれば、あとはカバーレターを書いて、投稿するのみです。

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